『スター・トレック6 未知の世界』での設定


USS エクセルシオは、2284年に就航したエクセルシオ級の1番艦で、宇宙艦隊登録番号NX-2000の船です。スタイルズ艦長の指揮の下、「偉大なる実験」トランスワープ・エンジン開発プロジェクトのために試験航行しましたが、実験は不成功に終わりました。その後、しばらくは宇宙艦隊司令部のスペースドックに係留されたままでしたが、通常型のワープエンジンを装備して改装を受け、船籍番号もNCC-2000とし再就航しました。


ヒカル・スールー艦長の下で2290年より3年間にわたったベータ宇宙域におけるガス星雲の調査航行を終えたUSS エクセルシオは帰途についていましたが、突然の衝撃波に巻き込まれたことで、クリンゴンの衛星プラクシスの爆発を探知しました。プラクシスの爆発を受け、惑星連邦とクリンゴン帝国は和平交渉を始めましたが、ジェームス・T・カーク艦長指揮のエンタープライズAとゴルコン宰相の乗艦するクリンゴン戦艦がランデブーした際に、何者かにゴルコン宰相が暗殺されてしまい、カーク艦長に暗殺の容疑が掛けられました。辛くも脱出したカーク艦長がキトマー条約締結を阻もうとする惑星連邦のカートライト提督とクリンゴン帝国のチャン将軍の謀略を阻止するためキトマーに向かっていることを知ったスールー艦長はエクセルシオを最短距離でキトマーへ向かわせ、条約締結に際して重要な役割を果たしました。



以下は『スター・トレック6 未知の世界』に登場するキャラクターとUSSエクセルシオの設定です。

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『スター・トレック6 未知の世界』に登場する主なキャラクター



艦長 ヒカル・スールー大佐(ジョージ・タケイ)
ジェームズ・T・カーク 船長率いるUSS エンタープライズのオリジナルメンバーの一人。
2290年にUSS エクセルシオの艦長となり、2293年にはチャン将軍のバード・オブ・プレイとの戦闘でUSS エンタープライズAを助け、キトマー和平会議においてクリンゴンのアゼトバー首相暗殺を防ぐという、重要な役割を果たした。


通信士官 ジャニス・ランド少佐(グレース・リー・ホイットニー)
元ジェームズ・T・カーク 船長付の秘書官であったが、転属し様々な部署で功績を残す。
スールー大佐の要請でUSS エクセルシオの通信士官として迎え入れられる。


科学士官 ディミトリ・ヴァルテイン大尉(ジェレミー・ロバーツ)
ベータ宙域での探査任務中に巨大なエネルギー波を探知、クリンゴンの補給衛星プラクシスの爆発を報告する。


操舵士 ロジュール少佐(ボリス・クルトノグ)
衝撃波に衝突したエクセルシオで、スールー艦長に操縦不能と告げる。


科学部員(スコット・レヴァ)
衝撃波の中を進んで行くエクセルシオで、スールー艦長からのダメージ報告要請に全システム調査中と報告する。


通信士官 大尉(クリスチャン・スレイター)
宇宙艦隊よりエンタープライズの所在確認の伝令として艦長室を訪れる。



USS エクセルシオ 公式設定


USS エクセルシオの公式設定は『スター・トレック3:ミスタースポックを探せ』の特殊効果を担当したILMが作成した各宇宙船の全長を示している資料から判明しているもので、全長が467m(1,531フィート)であるということだけです。


「Star Trek: Deep Space Nine Technical Manual」によると、全長511.25m、全幅195.64m、全高86.76mで、235万トンの質量があり、750人の士官、130人の乗務員、9,800人の乗客が収容可能であるとされています。また、2010年刊行の「Haynes: U.S.S. Enterprise Owner's Workshop Manual」を見ても、全長が467m、総デッキ数32、総乗員数502人となっていて、2冊のマニュアルの数値は全く違っています。



 エクセルシオ側面図
 エクセルシオ背面図
 エクセルシオ腹面図
 エクセルシオ前・後面図

3DCG画像提供 FESARIUS




USSエクセルシオ左舷上方からのショットです。クリックで拡大できます。




USSエクセルシオ左舷下方からのショットです。クリックで拡大できます。



USS エクセルシオのマスター・システム・ディスプレイは、オリジナルシリーズの映画版に使用されたセットのディスプレイとしては初めての設置でした。ディスプレイは、次に公開された「ジェネレーションズ」のエンタープライズBのように断面図と背面図を構成したものではなく、背面図のみのものでした。しかし、この背面図はブリッジとインパルス・エンジン、後部乗員ラウンジの形状が異なるST3からST5に登場したエクセルシオのプロトタイプNX-2000の図面でした。セットのグラフィックスと模型のミニチュアが違っているのは前述の「ジェネレーションズ」でも起きていることで、セットでの俳優撮影とその後の、ミニチュアを含む特殊効果の撮影時期のずれに起因するものなのかもしれません。以下のものは撮影セットのディスプレイを再現したものです。



USSエクセルシオのマスター・システム・ディスプレイです。クリックで拡大できます。




USSエクセルシオの記念銘版です。クリックで拡大できます。



劇中ではターボリフトのコントロールパネルは映っていませんでしたが、オークションでターボリフト・パネルの設定画が出ていたのを見つけたので、それを再現してみました。設定画は白黒でしたので色は想像です。また、実際に撮影セットでこのパネルが作成されて使用されたかどうかは分かっていません。



USSエクセルシオのターボリフト・コントロールパネルです。クリックで拡大できます。




USSエクセルシオのブリッジ図面です。クリックで拡大できます。





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