7月10日(土)
この日は午前中が取材、午後がスタートレック東京駅イベントのグランドオープニングセレモニー出席でした。
二日目を迎えても、彼の情熱は衰えることがありませんでした。フェイザーガンを手にした時など、キャプテン・スールーそのものの精悍な表情で、ポーズもとてもキマっていました。
データとバークレーをミキサーにかけて、データ寄りにしたようなブラッドさんは、「どうも有り難うございます(^^)」の応用編、「どうも」を日本人と区別がつかない位自然に駆使。スタッフの皆さんとの息もぴったりでした。
この日は、パラマウントHEJ社の撮影も組み込まれ、前日温かく歓迎されていたジョージさんは心底楽しんでいるようでした。
実は、PHEJ社には熱烈なSTファンが居られます。そのお陰か、色々な制約に縛られながらも今度のTOSボックスの冊子 by 岸川さん など嬉しい日本だけ企画を通してくれるのは、有難いことです。
グランドオープニングの司会は、STファンにして多才なタレントのヴォイジャー佐藤さん。衣装は勿論制服(24世紀仕様)で、会場の空気はどんどん熱を帯びていきました。
一方、ステージ裏では・・・ 船底靴をハイヒールに替えようとする私に、それは足のために良くない! 女性が履く靴をデザインするのは男性で、履く人のことが分かっていない! と・・・ 真剣なジョージさんでした。
#脚を少しでも補正したい一心で、山口はヒールを履いてしまいました(^^;。
#デモ、後で気付いたのですけれど、会場には丹羽さんのお宅にも出没したセブン人形ガ!(^o^; これこそまさに儚い抵抗は無意味っす(涙)。
ジョージさんのオープニングスピーチは流石。
詳しい内容は皆さんが報告して居られますので、ここでは個人的なことを書かせてください。
前にも触れましたが、彼には通訳者はほとんど必要ないのです。それは東京駅イベントでも変わりませんでした。
それなのに! そんな私にスピーチの最後にお礼を仰ったのです。モーびっくり! 膝が震えました。
今回メイクを担当されたMさんも、周りに対して彼ほど温かい気遣いを見せる人はいないと言われていました。
きらびやかな世界の人とありったけ仕事をして来た人物の一言ですから説得力があります。
ジョージ武井さんは、シャトナーに対する辛口のコメントから選挙で誰をなぜ応援するかまで、臆することなく発言します。
それ故に敵もいるかも知れませんが、私は今回好感を強めました。
一筋縄ではいかないユーモアのセンスや茶目っ気もさることながら、とにかく自分の信念を貫こうとする意志の強さがすごいです。
取り繕わず、見えないところでも貫くのです。
そういう人物ですから、彼が現在準備を進めているインディーズ映画の製作も必ず実り多いものとなるでしょう。 大戦中、謀略放送に携わった東京ローズの汚名を着せられたアイヴァ戸栗という女性を描くとのことです。
山口 智子(やまぐち さとこ)