「USSエクセルシオ NX-2000」の設定

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USS エクセルシオは、2284年に就航したエクセルシオ級の1番艦で、宇宙艦隊登録番号NX-2000の船です。2280年代初頭より「偉大なる実験」トランスワープ・エンジン開発プロジェクトが始まり、その試験艦として2284年にスタイルズ艦長指揮で航行しましたが、2285年に実験は不成功に終わりました。その後、しばらくは宇宙艦隊司令部のスペースドックに係留されたままでしたが、通常型のワープエンジンを装備して改装を受け、2290年に船籍番号もNCC-2000とし再就航しました。

以下は『スター・トレック3 ミスタースポックを探せ』に登場するUSSエクセルシオのクルーと設定です。

『スター・トレック3 ミスタースポックを探せ』に登場するUSSエクセルシオの主なクルー

艦長 スタイルズ大佐(ジェームス・B・シッキング)
2284年に就航したUSSエクセルシオの初代艦長。
カーク提督、スコット大佐、スールー中佐、チェコフ中佐によってスペースドックから盗み出されたUSSエンタープライズを追撃しようとしたが、モンゴメリー・スコット大佐の妨害工作によってUSSエクセルシオは宇宙空間に漂流してしまった。

機関長 モンゴメリー・スコット大佐(ジェームズ・ドゥーアン)
ジェームズ・T・カーク 船長率いるUSS エンタープライズのオリジナルメンバーの一人。
スタイルズ大佐の要請でUSS エクセルシオの機関長として迎え入れられる。

一等航海士 ヘンリード中佐(ミゲル・ファーラー)
スタイルズ艦長の命令でUSSエンタープライズ追撃のため、トランスワープ・エンジンを起動しようとするが、スコット大佐の破壊工作で操作不能に陥ってしまう。(映画では一等航海士の名前は設定されていなかったが、”Star Trek Customizable Card Game”で命名された。)

USS エクセルシオ 設定

USS エクセルシオの公式設定は『スター・トレック3 ミスタースポックを探せ』の特殊効果を担当したILMが作成した各宇宙船の全長を示している資料から判明しているもので、全長が467m(1,531フィート)であるということだけです。

USSエクセルシオ 側面写真
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USSエクセルシオ 背面写真
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USSエクセルシオ 腹面写真
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USSエクセルシオ 船首・船尾写真
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USSエクセルシオ 右舷前方からのショット
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USSエクセルシオ 右舷後方からのショット
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USS エクセルシオのトランスワープ・ファクター・モニター・ディスプレイはナビゲーションコンソールにあります。トランスワープの準備が出来ているスタンバイ状態のモニター画面と、スコッティの妨害工作で機能不全に陥ってしまったモニター画面を再現しました。ST3の劇中、コンソール上のモニター・ディスプレイの位置は確定していませんが、登場人物の視線から右上の位置であると推測できます。

トランスワープ・ファクター・モニター・ディスプレイ
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機能不全時のトランスワープ・ファクター・モニター・ディスプレイ
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機能不全時のトランスワープ・ファクター・モニター・ディスプレイ
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機能不全時のトランスワープ・ファクター・モニター・ディスプレイ
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USS エクセルシオのマスター・システム・ディスプレイはST6で初めて登場しましたが、背面図のみのでブリッジとインパルス・エンジン、後部乗員ラウンジの形状が異なるST3からST5に登場したエクセルシオのプロトタイプNX-2000の図面でした。ST3の劇中にはこのディスプレイは登場していませんが、他のエクセルシオのディスプレイを参考に作成しました。

USSエクセルシオ マスター・システム・ディスプレイ
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USSエクセルシオ 記念銘版
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ST3の劇中では、USS エクセルシオのブリッジは一部しか登場しませんし、スタジオセットの図面も不明です。ストーリーボ−ド、ブリッジのコンセプト画・コンセプトモデルを参考に見えていない部分を創造し作成しました。ターボリフトはブリッジ後方に1個所だけを思わせますが、もう一箇所あった方がよいと思い右舷側に追加しました。メイン・ビューワーはコンセプト画を意識して大型ワイドスクリーンとしました。

USSエクセルシオ ブリッジ図面
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