“Star Trek Generations” での設定

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『スター・トレック ジェネレーションズ』にはスールー艦長もUSSエクセルシオも登場しません。しかしながら、オリジナルシリーズのキャラクターが登場する最後の映画であり、また、新造艦USSエンタープライズがエクセルシオ級の船で、その操舵士がスールー艦長の娘であるデモラ・スールー少尉が務めているため、こちらで紹介していきます。

以下は『スター・トレック ジェネレーションズ』に登場するキャラクターとエクセルシオ級宇宙船USSエンタープライズの設定です。

『スター・トレック ジェネレーションズ』に登場する主なキャラクター

艦長 ジョン・ハリマン大佐(アラン・ラック)
2293年のUSSエンタープライズB処女航宙の際の艦長。
エンタープライズBの処女航宙中に危機的状況に陥り、ジェームズ・T・カーク大佐に助言を求めた。その後、エネルギーリボンに捕らわれたエンタープライズBを脱出させるため、カーク大佐にデフレクタールームでのシステム修正を依頼した。

副長 デモラ・スールー少尉(ジャクリーン・キム)
USSエクセルシオ艦長ヒカル・スールーの娘。USSエンタープライズBの操舵士官を務める。

ゲスト ジェームズ・T・カーク大佐(ウィリアム・シャトナー )
USSエンタープライズの前艦長。USSエンタープライズBの処女航宙に招待される。デフレクター・システムの修正中にエネルギーリボンがエンタープライズBに衝突し、行方不明となる。

ゲスト モンゴメリー・スコット大佐(ジェームズ・ドゥーアン)
USSエンタープライズの前機関長。USSエンタープライズBの処女航宙に招待される。

ゲスト パヴェル・チェコフ中佐(ウォルター・ケーニッグ)
USSエンタープライズの前航宙士。USSエンタープライズBの処女航宙に招待される。

USS エンタープライズ 『スター・トレック ジェネレーションズ』での設定

新造されたUSSエンタープライズ NCC-1701-B に前エンタープライズのオリジナルメンバー3人が招かれ新宙式が行なわれ、来賓やジャーナリストを載せてジョン・ハリマン艦長の指揮の下、処女航宙に出発しました。エンタープライズBには光子魚雷やトラクタービームなどの装置が未装備であり、医療スタッフも乗艦していないままでしたが、冥王星を回って地球へ戻る短い航宙の予定のためそのまま出航しました。途中、連邦輸送船からの救難信号を受信したエンタープライズBは太陽系外へ出て、救援に向かうことになりました。救援中にエンタープライズBはネクサスのエネルギーリボンに捕らわれて危機的状況に陥りましたが、ジェームズ・T・カーク大佐がデフレクタールームでのシステム修正を行い、エネルギーリボンから無事抜け出すことに成功しました。脱出の直前にエンタープライズBにエネルギーリボンが接触し、カーク大佐がいたディフレクタールーム付近がダメージを受けたことによりカーク大佐は行方不明となり、殉職したと思われていました。

処女航宙に出発するUSSエンタープライズ
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エンタープライズBのマスター・システム・ディスプレイは、エクセルシオの様な上面図に加え、階層図も表示されているものになりました。よく見ると、階層図の方は外観と内部の機関が一致していない所も多くありますが、これは撮影セットとしての見栄えを良くするのが目的で細かい所まで設定されているわけではないようです。エンタープライズBがこの階層図のままだとすると、設定全長が680mぐらいでないとおかしいことになります。この全長だとすると、エンタープライズDよりも大きいことになります。以下のものは撮影セットのディスプレイを再現したものです。

USSエンタープライズ マスター・システム・ディスプレイ
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USSエンタープライズ記念銘版
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USSエンタープライズ ターボリフト・コントロールパネル
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エンタープライズBのブリッジは、後方セクション延長部分があるUSSエクセルシオのブリッジに似ていますが、後方左右出入口のある壁の角度が違い、新たなコンソールが設置されています。

USSエンタープライズ ブリッジ図面
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エンタープライズBの舷門です。映画「ジェネレーションズ」の冒頭、進宙式のシーンで登場したハッチの再現です。シャンパンを当てるのは一般的には舳先(第一船体円盤部前方)ですが、ドライドックの観察ラウンジから見える範囲で推測すると、第二船体前方の第二舷門が可能性のある場所です。

USSエンタープライズ 舷門図面
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