おめでとうございます。 タケイ氏は2004年11月3日、秋の叙勲で旭日小綬章を授与されました。
内閣府賞勲局の平成16年秋の外国人叙勲受章者名簿によりますと、経歴に『現 俳優、元 全米日系人博物館理事長、元 日系市民協会ウィルシャー地 区支部長』とあり、日系人の歴史保存及び日系人社会の地位向上に寄与した功労によるものとのことです。新聞発表などでは「武井ジョージ」とされているものもあって、すぐにはジョージ・タケイ氏のことであると分からなかった方もいたようです。
カリフォルニアの日本総領事館の発行したプレス・リリースによると、より詳細な全米日系人博物館での活動やCULCON(カルコン:日米文化教育交流会議)についての記述もありました。
以下にプレス・リリースの抜粋を記載しておきます。
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ジョージ・タケイ氏およびジョージ・ナカノ氏、日本国勲章を授与される
プレス・リリース 日本国総領事館【11月3日、午前12時01分まで公開を禁ずる】
11月3日(日本時間)に、2004年秋の叙勲受章者が日本政府によって発表されました。日系人社会の地位向上と日米間の文化交流に寄与したとして、カリフォルニア州南部に在住するジョージ・サカエ・ナカノ氏(68歳・現カリフォルニア州下院議員)とジョージ・タケイ氏(67歳・全米日系人博物館名誉理事長)が表彰されます。両氏の経歴と業績は以下の通りです。
ジョージ・タケイ 旭日小綬章
ジョージ・タケイ氏は1937年、ロサンゼルスで生まれ、1956年、建築学専攻でカリフォルニア大学バークレー校に入学しましたが、1958年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校に編入し、演劇学学士と演劇学修士を取得します。その後、1960年にリチャード・バートン主演の『北海の果て』の出演をものにできたことで、俳優としてのビッグチャンスが巡ってきました。ハリウッドでデビューして以来、タケイ氏は、最も代表的な作品である『スター・トレック』シリーズを含め、30本以上の映画、100本以上のテレビ番組に出演し、作家やプロデューサーとしても活躍しています。
俳優としてキャリアを積む一方で、タケイ氏は日系市民協会(JACL)に積極的に参加するなど、日系アメリカ人の社会的地位向上にも大きく寄与しています。更に、全米日系人博物館において、1984年から現在に至るまで、メンバーとして参加、また、2000年から2003年まで理事長を2期務め、社会の日系アメリカ人に対する認識を高め、日米間の文化交流の促進を促しました。
1995年には当時大統領を務めていたビル・クリントン氏の指名を受け、日米文化教育交流会議(CULCON)の承認を受けたプログラムを運営する、日米友好基金(JUSFC)の理事を務めました。タケイ氏は両国の、特に教育と芸術に力を入れ交流を促し、日米の人々の相互理解が深まるためのプログラムも運営しました。
タケイ氏は11月9日、火曜日に東京で行われる叙勲式に出席する予定です。
(以下、ジョージ・サカエ・ナカノ氏に関する記述は割愛します。)
エクセルシオ・キャンペーン日本事務局
関連サイト
The Official Website of George Takei – Blog Archives _ November, 2004(ウェブアーカイブ)
内閣府賞勲局
在サンフランシスコ日本国総領事館