Celebium(セレビウム)

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リニューアル前のサイト StarshipClass.com で「Quantum ブログ」として掲載していたものの復刻です。

新聞報道などで既にご存知の方が大半だと思いますが、 つい先日(9月28日)理化学研究所が新元素を発見したとのニュースがありました。 原子番号113で名前の候補は、 理研にちなんで「リケニウム」とか日本だから単純に「ジャポニウム」などが上がっているようです。

1997年発行(現在絶版)の「STAR FLEET: Medical Reference Manual」 というスタートレック世界の医学便覧のような本を持っているのですが、 そこに未来(スタートレック世界)の元素周期表が出ていて原子番号113の元素は「Celebium(セレビウム)」 であると書いてあります。 このセレビウムは2023年に水星で発見された(される?)元素で元素記号は「Cb」 と表記されるようです。 予定よりも19年遡って発見されてしまった原子番号113の元素については各種報道などを見ていただいて、 さらには今後の動向なども気にしていただくのも良いですが、 ここでは「セレビウム」について少しお話ししてみようと思います。

「セレビウム」はスタートレック・オリジナルシリーズ(TOS)で実際に出てきた元素です。 週刊スタートレック第48号の用語データベースでは、 日本での最終話「変身!カーク船長の危機」で登場する『放射能を持つ有毒の金属元素。』であり、 『2269年、カーマス2号星を訪れていた連邦の考古学調査隊はセレビウムのせいで2名を除いて死亡した。』とあります。 今回の実験では寿命は約0.0003秒だったらしいのでその毒性までは確認できなかった(?)のですが、 実際にこの元素が水星か太陽系内の他の惑星にあったらちょっと怖いですね。 命名される方は間違っても元素の名前を「セレビウム」にはしないで下さい。 お願いします。