フェイズ1の投書キャンペーンの成功を受けて、今度は多少迷惑に思われようとも、撮影所の重役達に対して、エクセルシオを重役会議の議題にし続けてもらうことを目標にフェイズ2の投書キャンペーンが企画されました。スタートレックの権利を所有するヴァイアコムとCBSの合併によって、スールー艦長のシリーズを放送してくれる可能性のある所としてCBSが登場してきたことで、投書アプローチの対象を広げることになりました。
投書キャンペーンの利点は嘆願やEメール等の方法とは対照的で、パラマウントの郵便部門に手紙の整理と配送の時間をかけさせ、また、秘書により多くの時間をかけて手紙を開封させ、またなんと言っても重役達に対して手紙の量に気づいてもらい、ごく一部でも代表的なものを読んでもらえる、ということです。
投書キャンペーンを行なった対象者は以下の通りです。
Mr. Kerry McCluggage
President of Television Programming
Paramount Pictures
5555 Melrose Avenue
Los Angeles, CA 90038-3197Mr. Rick Berman
Producer, Enterprise
Paramount Pictures
5555 Melrose Avenue
Los Angeles, CA 90038-3197Mr. Leslie Moonves
CEO and President of Programming
CBS Incorporated CBS Television City
7800 Beverly Boulevard
Los Angeles, CA 90036-2112Ms. Josie Thomas
VP for Business Affairs & Sr VP for Diversity
CBS Incorporated
555 West 57th Street
New York, NY 10019-2925
フェイズ2の投書キャンペーンは6月1日から8月31日まで続けられましたが、熱心な投書運動にもかかわらずエクセルシオは重役会議の議題には登らず、新しいスタートレックのTVシリーズは「スタートレック:エンタープライズ」に決定し、キャンペーンの目的は達成されませんでした。ジョージ・タケイ氏とキャンペーンの責任者はキャンペーン参加者に対して、エクセルシオ作品が実際に制作される可能性は無いという現実についての認識を持ってほしいとの見解を述べています。しかしながら、スタートレックのファンであり続けるからには、かすかな期待を持っているということは十分に理解しているとの立場から、今後エクセルシオのファンとして投書したいと思った人のためにウェブサイトに掲載した住所はそのままにされました。
以下は、エクセルシオ・キャンペーン日本の誕生 へ続く