キャンペーンの不成功
エクセルシオ・キャンペーンの次のスタートレック・シリーズの具現化は承諾を得られませんでしたが、エクセルシオの精神は生き続け、スールー艦長と崇高な宇宙船エクセルシオのファンはこれから何年も力を与え続けることでしょう。
2001年4月、ラス・ハスラッジ氏は第9回グランドスラムショーでスールー艦長役のジョージ・タケイ氏と共に、次期スタートレックのテレビシリーズが期待に反してエクセルシオ作品には決定しなかったことを発表しました。いかなるミニシリーズやテレビシリーズでスールー艦長が活躍することは無くなったことで、ジョージ・タケイ氏はファンに対して今までの応援に感謝の言葉を述べました。
2001年9月、エクセルシオ・キャンペーンではファン・フィクションとアートワークを通してエクセルシオの誇りある遺産を維持すべく、エクセルシオのためのニューエイジを発表しました。ウェブサイトにはライターズ・ガイドが用意され、投稿されたエピソードを検討した上で新しいエピソードとして公開していくとされていました。また、スールー艦長とエクセルシオのアートワークを公開する場も与えられることになっていました。
オンライン・シリーズ
早速、ウェブサイトではライターズ・ガイド作者のジェームズ・E・ハリスと、ケリー・スコット・チェストナット2世共作により、「Star Trek: Excelsior – Episode 1: The Phoenix パート1」が発表され、その後「パート2」も発表されました。スペースドックで改装を受け、宇宙艦隊で最新のコンピューターやワープエンジンを装備したUSS エクセルシオが24世紀の宇宙に船出した最初のエピソードです。続いて2003年には、ニンバス3に墜落したシャトル乗組員達を描いた「Episode 2: Terror パート1」で第一章までが発表されました。
同年には2002年ドイツ、マンハイムで開催されたコンベンションでオーストリアのベルント・フェルスバーガーとローラ・ドッツァーによってジョージ・タケイ氏に捧げたエクセルシオのテーマソングがダウンロードできるようになりました。その後、ウェブサイトではアートワークには1点も作品が掲載されることも無く、「Episode 2: Terror」のパート2以降が発表されることも無く、2004年3月にアメリカ本国でのキャンペーン活動休止が宣言され、「メッセージ・ボード」も終了してしまい、ウェブサイトの全てのページが更新されなくなりました。2004年9月以降はウェブサイトも消滅してしまいましたが、ラス・ハスラッジ氏はメッセージ・ボードでスタートレックの精神を受け継いでいる http://www.5yearmission.com/ (現在は国際サイトのみ STAR TREK: New Voyages/PHASE II)を今後応援していくと参加者に告げていました。
以下は、ウェブサイト、紆余曲折 へ続く