2001年LAの旅
2001年3月30日、パサデナコンベンションセンターで開催される スタートレック グランドスラム・コンベンション IX に参加すべく訪米中であったエクセルシオ・キャンペーン日本メンバーは、前日の29日に御好意でタケイ氏のホームタウンであるロサンゼルス市内をご案内していただきました。
タケイ氏はリトル東京のご出身で、全米日系人博物館の理事を務めておられることで、最初の訪問場所は全米日系人博物館(JANM)となり、日系三世スタッフのヘンリー・ヤスダさんの流暢な日本語ガイドで館内を廻りました。
常設展では「コモン・グラウンド」アメリカに暮らす日系人の百年の歴史についての展示、特別展はスギモト家からの寄贈品をもとに「ヘンリー・スギモト:アメリカの経験を描く」展を開催していました。
取りの「現代の各方面の活躍」にはタケイ氏がST6で着用された宇宙艦隊の制服が展示されていました。VOYの「伝説のミスターカトー」の制服と同じかと尋ねると、「違います。ST6では今より20貫(注)痩せていたので。」とおっしゃい、何気なく制服とタケイ氏を見比べると、慌てて「お腹のあたりは見ないでください。」と赤面されていました。
大学で建築を学んでいたタケイ氏は、建築物に大変興味がおありで、ロサンゼルス発祥の地オルベラ街の建物を見て説明いただきました。
日米劇場前の広場から見える、低所得者老人用高層住宅「リトル東京タワー」はタケイ氏の父親(タケクマ・タケイ氏)が建築に携わり、記念碑がありました。
タケイ氏に、メンバーの村田氏の見立てた蒼い作務衣(九州の久留米織)と美紀氏からの扇子のお土産を差し上げたところ、作務衣を着て扇子を持ってポーズを取っていただきました。
後日、村田氏が次の機会に送るものを検討するため、「この人に似合いそうなもの」とタケイ氏の写真を作務衣の購入先へ送ったところ、織物店 宮田織物の若旦那が「この人は、もしかして…」とタケイ氏であることに気付かれてしまい、「うちの作務衣を着て頂けている」と感動されていたそうです。
終日LAの建物を歩き詰めで回りましたが、皆があまり疲れていないので、タケイ氏は内心残念がっていたようです。昨年11月の大阪観光時に歩き倒した際の雪辱戦を兼ねていたようですが。
ディナーは、カリフォルニア・ピザ・キッチン。タケイ氏は博識な上、サービス精神旺盛で、我々は感心するか笑わされるかで、休まる間がありませんでした。全員での記念撮影はお店のウェイターにお願いしました。
翌日の3月30日のコンベンションでのタケイ氏のステージがあったのですが、ステージ上のタケイ氏を見てビックリ。我々の土産である作務衣を着てくださっているではありませんか。
同日の小ホールでは、タケイ氏によるエクセルシオ・キャンペーンの会見があり、メンバーも持ち込んだTシャツを着て応援しました。エクセルシオのシリーズは、残念ながらVOYの次のシリーズとはならなかったが、運動はまだまだ続けると発表されました。この時、角川スニーカー文庫「スタートレック:ヴォイジャー フラッシュバック」の翻訳者、山口智子氏から預かったサイン入りの本もこの時にお渡ししました。また、アメリカのエクセルシオ・キャンペーン本部の代表、ラス・ハスラッジ氏との面会、および記念撮影をしました。
ディーラーズ・ルームではさまざまな商品が置いてあり、スタートレック・エクスペリエンスからの出店でソルト・バンパイヤやゴーンなどの等身大ディスプレイが圧巻でした。今年はOFCのツアーもあったようで、日本人が多かったようです。
注釈「貫」
1貫 = 3.75 kg 20貫は75kgだが、さすがに100kg越えの巨漢には見えない
この記事は、スターシップ・コンゴウ「星空探検29号」を元に再編集したものです。
エクセルシオ・キャンペーン日本事務局
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