7月9日(金)
紺のジャケットがビシっときまったジョージさんの姿勢は抜群で、とても恰好良かったです!
黒のスーツのブラッドさんは、MIBのようでした。
それで、「サングラスと記憶消去ライト(!?)はどこ?」との質問が飛んでいました。(σ(^^;も‥ 飛ばしました(^^;)
インタビューは、港区のパラマウントHEJ本社。
会議室が2つ用意され、その2つをジョージさんが往復するかたちで進行。
この日だけで、20社近い取材がありました。
余談になりますが、インタビュー会場として使用された会議室の名前がなんと“ボーグ・キューブ”だったのです!
パラマウントHEJ社を探すと、優秀な元ドローンに会えるかも知れません。
そして、控室にはジョージさんのサイン本『Captain’s Daughter』がさりげなく飾られていました。
ジョージさんは、「誰が置いてくれたのでしょう?」と言いながら、とても嬉しそうでした。
同書は、スールーがいつの間に、どういう経緯でデモラの父親になったのかを教えてくれるTOSのオリジナル小説です。
ジョージさんも、その本を読んで初めて! スールーの過去が分かったそうです。(^^)
更に余談になりますが、『Captain’s Daughter』では、チェコフとスールーの友情、スールーの娘デモラに向けられるチェコフの温かい眼差しが描かれています。
どうやら、チェコフ役のウォルターさんとジョージさんの友情も、長く続いてきたとても温かいもののようです。
小説とは逆に、ウォルターが娘を持つ父親で、ジョージはそのお嬢さんの成長を楽しみにしている・・・ 様子です。
インタビューは、粛々と、且つ熱く進行していきました。
インタビュー当日のスケジュールは分刻みで組まれていましたから、時間的な余裕はありませんでした。
それでも、決して慌てることなく取材を続ける記者、ライター、カメラマン‥ 質問に、あくまで真摯にこたえて行くジョージさん‥ 時計片手にスケジュールを管理するパラマウントHEJ社スタッフ‥ 誰かの集中力が欠けていたら、粛々とはいかなかったでしょう。
では熱くとは? ・・・これはもー、簡単です! 取材陣のほとんどが、ジョージさんの、そしてスタートレックの大ファンだったということです。
お一人ずつ捉まえて確認したわけではありませんが、同じファンですもの! それは分かります。ジョージさんに会えて、嬉しくて仕方ないのです。
でも、だからといって、ファンの顔になってしまうかというと・・・ そこはプロ! 嬉しさをぐっと胆に溜めて、表情はあくまで平静に、インタビューが進むのです。だから熱いんです!
#ファンじゃない記者は? ・・・インタビューが終わるまでには、すっかりジョージさんのファンでした(^o^)ゞ。
その意味では、私自身ファンの顔になってしまうかどうか‥ あやうい瞬間がやってきました。岸川 靖さんと大川 透さんが、カメラマン他、担当の皆さんと一緒に取材にいらしたのです!
ヒカル・スールー艦長が、エリムと、いへ仕立屋ガラックと目の前に立って握手しているんです!
フラッシュがどんどんたかれて、笑顔で進む写真撮影・・・ その時皆さん言葉少なだったのが、私にとっては幸いでした。かなり図々しく、見とれてしまっていましたので(#^^#;。
取材は、岸川さんから始まりました。初対面ではないためか、その質問の深いこと! お二人の英語のやり取りを訳しながら、固有名詞などに苦慮していると、すかさず日本語で説明が飛んでくるのです。
なので、今度はそれをジョージさんに向かって英語に訳す・・・ と、ジョージさんと岸川さんのやり取りが再開する・・・ の繰り返しでした。
インタビュー後のジョージさんの第一声は、「すごい知識だ!」(原語:How knowledgeable! 知識豊富で聡明で‥)。
ジョージさんの説明を聞いたブラッドさんの目も真ん丸になってました。
大川さんは、開始前にハンドタオルを新しくして取材に臨まれました。
しずかに戦闘態勢に入られたような、隣りに座っていなければ気付かないような極めてさりげない動作でしたが、舞台袖で出番を待つ大川さんを思い浮かべてしまいました。
小さな小さな光の玉が、大川さんのこめかみをつっと降りていきました。
このお二人の取材の中身! これはもー、ずぇ〜んぶ喋ってしまいたいのは山々ですが、それを私がやったらば、尾ひれはつくは、感想は混ざるは、もー、とんでもないことになるのは火を見るよりも明らかなこと。詳しくは各誌をご参照くださいませ。
ここでは楽屋話をちょっとだけ・・・
取材前、インタビュアーや媒体についての確認中に『大川さんはアクターだ!』と分かったときのことです。
ブラッド: ちょっと待った! 彼は、アクターなの?
山口 : そうです。つい先日舞台を拝見したばかりで・・・
ブラッド: それは大変だ!
ジョージ: (ひたすら目くりくり、顔にこにこ)
山口 : スタートレックでは、仕立屋ガラックです。スタートレックもお好きで・・・
ブラッド: ますます困った。
ジョージ: (目くりくりで)『アクターになったきっかけは?』
ブラッド: ほらね(困った笑顔)。ジョージは一流のインタビュアーでもあるから。相手がアクターだなんて、余計にまずい。
ジョージが質問にまわったら、彼はこたえるばっかりで、インタビューにならなくなっちゃう。
ジョージ: (目くりくり、顔にこにこ) 危険だな。
お二人の真剣な打ち合わせが続きました。(^_^;。
それにしても、ジョージさんがインタビュアーとしても一流であるというのは大いに説得力のあるひと言でした。
ニュースショウのホストとして、長い間インタビューする側に立たれた経験の大きさでしょうか。
インタビューに応じるジョージさんは常に真剣勝負。そしてとにかく活き活きと、心から話されます。
それは、インタビュアーの気持ちが分かるからでもあったのですね。
Pages: 3(7月10日(土))へつづく