こちらは映画版 “Star Trek: The Motion Picture” の告知ポスターですが、まだ映画版のデザインが確定しておらず、キャストだけは映画版の衣装を身につけています。描かれているエンタープライズ号はディテールの違うフェイズ2のエンタープライズ号になっていました。
マイク・マイナーが描いたフェイズ 2のエンタープライズ号初期コンセプトアートにはディテールがはっきりしていないものもあり、同じアングルで前ページのフェイズ2コンセプトを描いたものもありました。
同じアングルで、下記のコンセプトアートも引き合いに出されることがありますが、こちらは映画化に変更された後に描かれたエンタープライズ号のコンセプトアートで、フェイズ 2のコンセプトアートではありません。
この改装型エンタープライズ号はBデッキにドッキングポートがあったり、ブリッジや惑星センサーの形状がシンプルであったり、船体各所にマーカー線が入っていたりするものでしたが、ブリッジと士官用ラウンジ、惑星センサー、魚雷発射管に改修が施されて、ライン線も最小限度に省かれ、一部塗装もやり直しをして映画公開時の姿でデヴューすることになりました。
下記の映画版初期エンタープライズ号(イラストはコンゴウ号)をイラストにしたものです。ここではフェイズ3と紹介していますが、他と区別しやすいように私が命名したもので一般的な呼称ではありません。
話は戻って、…。前ページの2003年に描いたコンスティテューション号のイラストは背面図の方も制作していましたが、完成することもなく18年の月日が流れてしまいました。
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