週刊 スタートレック エンタープライズD
2021年3月2日創刊、宮城・茨城・群馬でデアゴスティーニ・ジャパンによる新たなパートワーク出版「週刊スタートレック エンタープライズD」の試験販売が開始されました。
創刊号が490円(税込)、2号以降が1,990円(税込)の通常価格でした。全122号で完結し総額は241,280円、スケールは1/900、全長70cm、幅50cmのダイキャスト製スケールモデルです。全12ページのマガジンには、毎号製作者の内部情報や設定、撮影エピソードが掲載されます。
創刊号から第15号までの購読で「オリジナルTシャツ&ピンズセット」がプレゼントされ、特製バインダーも追って発売される予定でした。
期待の試験販売でしたが、2021年5月1日発売の第6号をもって休刊となってしまいました。ホームページを見ると、組み立てサポート動画もアップされる予定だったようですが、一つもアップされない状態で終了となりました。
既刊号データベース
週刊エンタープライズD 既刊号ガイド
スタートレック エンタープライズD
試験販売が休刊となったことで、週刊での全国発売がキャンセルされたかと思われた「スタートレック エンタープライズD」でしたが、販売形態を変更して創刊されることになり、2021年9月1日(水)より予約が開始されました。
1回目が1,990円(税込)、2回目以降が6,980円(税込)ですが、マガジンは全32ページの英語版となり、途中解約可能、限定数500セットの数量限定販売、定期お届け便として月1回のお届けで全31回で完成となっています。書店には並ばずWeb限定販売となり、マガジンが翻訳されず外箱もない分、総額は試験販売より3万円ほど安く211,390円、申し込み期限は2021年12月26日(日)でした。
2022年5月31日(火)より再販のアナウンスがあり、今回も500セットの定期お届け便、申し込み締切は2022年9月30日(金)となっていましたが、7月28日(木)に「完売済」になりました。
なお、キットには組立説明書は付属せず、ウェブサイトより日本語版組立説明書( PDF )をダウンロードする形になっています。
全員プレゼントも試験販売時と同じ内容ですが、試験販売だと購読4ヶ月目にもらえるところが1年後に延びています。
10月1日までの申込みの場合、第1回目は10月12日(火)前後、その後は毎月第2火曜前後にお届けとなり、10月2日以降に申込みの場合は、注文から1週間から10日前後で順次お届けとなっていました。
2022年の再販時には7月2日までの申込み分で2022年7月12日(火)前後、その後は毎月第2火曜前後のお届けで、2022年7月3日以降の申込み分は、注文より1週間から10日前後で順次お届けと案内されました。
サイトには、期間限定公開でピカード艦長役の声優 麦人さんの特別インタビュー映像もありましたが、2022年2月末までの限定公開で現在は削除されています。
なお、バインダーは後述のEaglemoss社では第1回配本時に同梱されていましたが、デアゴスティーニ・ジャパンからは販売予定が無いとアナウンスされています。試験販売時も企画のみされていましたが未発売で終了しています。
スタートレック エンタープライズD 製作過程を見てみよう!
デアゴスティーニ・ジャパン【公式】ツイート
『スタートレック エンタープライズD』が定期お届け便になって新登場!
デアゴスティーニ・ジャパン【公式】ツイート
エンタープライズDの飾り方提案
スクリーンショット(初版)
スタートレック エンタープライズD
スクリーンショット(TOPICS:2024年3月29日)
スタートレック エンタープライズD:ディスプレイ用スタンドのお届けに関するご案内
スクリーンショット(2024年3月29日)
スタートレック エンタープライズD:日本語版組み立てPDF
スクリーンショット(TOPICS:2024年6月26日)
スタートレック エンタープライズD:ディスプレイ用スタンドのお届け時期に関するご案内
プレスリリース:『スタートレック エンタープライズD』
既刊号データベース
スタートレック エンタープライズD 定期お届け便リスト
Build the U.S.S. ENTERPRISE NCC-1701-D
(画像提供:Memory Alpha)
イギリスのEaglemoss社では、日本の試験販売よりも前の2019年から最初の2号分のみ試験販売が開始されており、2021年3月よりイギリス、アメリカ、およびヨーロッパで正式販売となりました。
日本発売より先行する Eaglemoss Collector / Hero Collector による紹介ビデオです。基本は日本版と同じであることが分かります。
組み立てサポート動画
Build The Enterprise-D: Stage 1
Build The Enterprise-D: Stage 2
Build The Enterprise-D: Stage 3
2022年7月、Eaglemoss社は経営破綻し「STAR TREK The Next Generation Build The U.S.S. ENTERPRISE NCC-1701-D」を含む、全てのサブスクリプションがキャンセルされました。今後、サブスクリプションを引き受ける企業が現れない限り、このモデルは永遠に完成しないことになります。
なお、同じモデルを販売するデアゴスティーニ・ジャパンは、工場からパーツが届く限り終了する恐れはないので、サブスクリプションは継続する予定です。但し、Eaglemoss社破綻時の最新号である25号のパーツも在庫数がほとんど無く26号以降は生産されていなかったため何らかの影響が出てくる恐れもありましたが、特に配送が遅れることもなく発売予定日までには届いているようです。
2023年1月11日、経営破綻したEaglemoss社つくるシリーズの「STAR TREK The Next Generation Build The U.S.S. ENTERPRISE NCC-1701-D」を含む一部が、海外デアゴスティーニのキャラクターブランド「Fanhome」から提供されることが発表されました。当初はイギリス、アメリカ、ドイツの三ヶ国のみ、Eaglemoss社の経営破綻でモデルの構築が中断した購読者向け予約が優先されますが、2023年3月には新規顧客に向けたパートワークの案内がはじまり、受け付けが2023年7月17日から開始されています。Fanhomeが展開されていない国は、各国のデアゴスティーニ社より2024年から順次発売が開始される予定です。
Fanhomeでは2023年9月8日(UK時間)のスタートレック・デーに因んで、8月29日から9月15日までのサブスクリプション予約者に特別プレゼントとして1回目にピンズセット、3回目にエンタープライズDポスターが提供されました。
Eaglemoss社で中断してFanhomeで再開するイギリス、アメリカ、ドイツの購読者向け受付が2023年12月28日に終了し、2024年2月からは各国の新規顧客向け受付も終了しています。世界情勢からか、パーツの確保、輸送に関して円滑に動いていない状況であることも影響しているように思えます。イギリス、アメリカでは、2024年3月12日より新規顧客向けの受注が再開し、6月から配送が開始されるようです。
まとめ
下記のロゴをご覧ください。
上段が2011年デアゴスティーニ・ジャパン企画「週刊スタートレック エンタープライズDをつくる」の英語版ロゴで、下段が2021年の「週刊スタートレック エンタープライズD」の英語版ロゴです。
デザインが違うだけで、全く同じ文言です。このことから、現在刊行中の「スタートレック エンタープライズD」は、2011年の「週刊スタートレック エンタープライズDをつくる」のモデル構成をプラスティックから金属製に置き換えて、マガジンの内容も見直したリニューアル版といえます。
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Last Updated on 2024-09-16 by masaki