ベストエピソードコレクション
既刊号リスト – 101〜125

[ 1〜25 | 26〜50 | 51〜75 | 76〜100 | 101〜125 | 126〜135 ]

パッケージ表紙発売日 / 号 / 価格DVDテーマ / 収録タイトル・マガジン 主な内容
2010年3月30日(火)
101
隔週刊 2010/4/27
1990円(税込)


  
テクノロジー 宇宙艦隊やその他の種族のテクノロジーに焦点を定めた3つのエピソード。
【ENT】"Future Tense"『沈黙の漂流船』
【TOS】"The Ultimate Computer"『恐怖のコンピューターM-5』
【VOY】"Dreadnought"『惑星破壊ミサイル』
舞台の裏側 ブライアン・フラー:[脚本家]物語を生み出す技術
スタートレックの新しいストーリーを考えるのは容易ではない。カーク船長がエンタープライズのブリッジで最初に指揮をとってから、もう500本以上のエピソードが作られているからだ。ブライアン・フラーは、『スタートレック:ヴォイジャー』の脚本家兼プロデューサーとして、4年間にわたってデルタ宇宙域の旅に関わった。ブライアンは、ヴォイジャーの旅を単調にしないためにさまざまなアイデアを捻出したという。今回は、彼にスタートレックの物語を生み出し、脚本を執筆する苦労を振り返ってもらった。
インタビュー ジェームス・ホラン:ジョブリル役、バーナビー大尉役、トージン役、未来人役
『新スタートレック』の第6シーズンエピソード、『新亜空間テクノロジー超フェイズシールド』に初登場したジェームス・ホランは、『スタートレック:エンタープライズ』までに及ぶ、近年の4つのスタートレックシリーズにゲスト出演したベテラン俳優のひとりだ。「この作品の持つ“家族意識”が好きなんだ」という彼に、出演エピソードを語ってもらった。
2010年4月13日(火)
102
隔週刊 2010/5/11
1990円(税込)


  
悪役・敵役 主人公たちの前に立ちふさがる、印象的な悪役・敵役が登場する3作品を収録。
【TOS】"Space Seed"『宇宙の帝王』
【TNG】"Devil’s Due"『悪魔の契約』
【VOY】"Warlord"『暴君の星』
舞台の裏側 第2のスタートレック映画 初期の脚本、『未知の世界』
第2のスタートレック映画の制作総指揮を務めるハーブ・ベネットが、ジェームス・T・カークの対決相手としてカーン・ノニエン・シンを選ぶのに時間はかからなかった。しかし、撮影に使われる脚本が仕上がるまでには、時間が必要だった。多くの脚本家が関わり、いくつかのバージョンが作成されたが、問題のないものは出来上がらなかった。一方、監督のニコラス・メイヤーは脚本家としても優れた手腕を備えており、彼がこの映画のために用意した脚本の第一稿は、『未知の世界』と名付けられていた。
舞台の裏側 点検ポッドのデザイン
『夢への旅立ち』でアーチャーとタッカーが乗り込んだ小さな点検ポッ ドは、ワープ船フェニックスの直系の子孫であると同時に、後の時代のトラベル・ポッドの先駆的存在でもあった。ポッドがふたつの時代を結びつけたのだ。
2010年4月27日(火)
103
隔週刊 2010/5/25
1990円(税込)


  
Q連続体 神にも等しいパワーを持つ存在“Q”。Q連続体にかかわるエピソードを収録。
【TOS】"Hide and Q"『死のゲーム』
【TNG】"QPid"『QPID』
【VOY】"Death Wish"『Q1, Q2』
舞台の裏側 プロメテウスのデザイン
『スタートレック:ヴォイジャー』のU.S.S.プロメテウスNX-59650は、『プロメテウスの灯を求めて』のために生み出された、宇宙艦隊の最先端のデザインを代表する宇宙船だ。脚本には当初、プロメテウスは5つの船体に分離すると記されていたが、制作者はCGスケッチを見て、5つに分離する船を描くことの難しさを悟り、船体の数を3つに減らした。プロメテウスは多方向攻撃モードでは3隻の異なる船に分離し、分離時と合体時の双方で格好よく見えるような船体の形状が模索された。
舞台の裏側 異星生命体の分類
『宇宙大作戦』のメイキャップを担当したブラッドレイ・M・ルックによれば、ジーン・ロッデンベリーは、エンタープライズのクルーが異星で遭遇する生命体を人類、ヒューマノイド生命体、非ヒューマノイド生命体という3種類に分類していた。
2010年5月11日(火)
104
隔週刊 2010/6/8
1990円(税込)


  
異常現象 人類未踏の地に待ち受ける、想像を絶する異常な現象をテーマとした3つのエピソード。
【TNG】"Disaster"『エンタープライズ・パニック』
【DS9】"The Sound of Her Voice"『待っている女』
【VOY】"The Void"『略奪空間の怪人達』
舞台の裏側 第2のスタートレック映画 美術部門
2本目のスタートレック映画において、制作者であるハーブ・ベネットとロバート・サリンは、それまでに5年にわたってスタートレックに取り組んできた熟練したスタッフを美術部門に雇い入れた。宇宙をよりドラマチックな場所として描き出すのが、彼らの仕事だった。そして、この仕事に呼ばれたプロダクションデザイナーのジョセフ・ジェニングスは、U.S.S.エンタープライズNCC-1701の撮影用セットが保存されていることを知った。他のプロダクションデザイナーであれば、新たなセットを作れないことに失望しただろう。しかし、ジョセフは気にすることはなかった。
インタビュー ジョナサン・デル・アルコ:ブルー役、略奪空間の怪人役
ボーグのブルーを演じたジョナサン・デル・アルコは、『スタートレック:ヴォイジャー』の第7シーズン、以前とはまったく異なる役柄でスタートレックへの再登場を果たした。セリフのない役柄に、ジョナサンは無限の可能性を感じて引き受けた。
2010年5月25日(火)
105
隔週刊 2010/6/22
1990円(税込)


  
クリンゴン クリンゴン人、クリンゴン帝国が中心となるエピソード。
【TNG】"Redemption, Part I"『クリンゴン帝国の危機(前編)』
【TNG】"Redemption, Part II"『クリンゴン帝国の危機(後編)』
【VOY】"Prophecy"『預言の子』
舞台の裏側 ヴォルチャ級アタック・クルーザーのデザイン
クンペック総裁が乗る宇宙船は、『新スタートレック』のために新たにデザインされた最初のクリンゴン船だった。デザインを担当したリック・スターンバック[イラストレーター]が説明するように、ヴォルチャ級アタック・クルーザーは次世代の新しい宇宙船でありつつ、『宇宙大作戦』に登場したクリンゴン宇宙船から進化したことを物語っている。
インタビュー ロバート・オライリー:ガウロン役
『新スタートレック』の第4シーズン、後に重要な役割を果たすことになるクリンゴン人、ガウロンが番組に登場した。クリンゴン帝国のリーダーとなるガウロンを演じたのは、ロバート・オライリーだった。彼はシェイクスピア劇の登場人物からヒントを得て、自分の分身であるガウロンの人物像を作り上げた。そして、ガウロンはクリンゴンの純粋さを保つ決意をしていた、と語る。
2010年6月8日(火)
106
隔週刊 2010/7/6
1990円(税込)


  
未知の生命体 スタートレックシリーズならではの、未知の生命体や異星人との接触をテーマにした3作品を収録。
【TOS】"Operation: Annihilate!"『デネバ星の怪奇生物』
【TNG】"Transfigurations"『輝きの中へ…』
【VOY】"The Haunting of Deck 12"『呪われた12デッキ』
舞台の裏側 第3のスタートレック映画、ILMの視覚効果
映画『スタートレック3 ミスター・スポックを探せ!』の視覚効果を担当するILM(ジョージ・ルーカスの特撮工房)は、宇宙船や生命体のデザインと模型の作成をおこない、ジェネシス惑星が崩壊する様子を描き、エンタープライズを爆破することになった。監督のレナード・ニモイは映画の企画当初からILMと連絡をとっており、ILMは、指示通りの映像を作るだけでなく、新しい宇宙船のデザインをおこない、ストーリーボードも作成した。結果、第3のスタートレック映画において、ILMは非常に大きな役割を果たした。
インタビュー ジム・ミーズ:舞台装飾
『新スタートレック』の第2シーズンからスタッフに加わったジム・ミーズは、『スタートレック:エンタープライズ』までスタートレックシリーズに関わり続けた。今回は、彼に撮影用セットを未来らしく装飾する仕事について語ってもらった。
2010年6月22日(火)
107
隔週刊 2010/7/20
1990円(税込)


  
滅びた文明 かつて栄えた文明にまつわる3つのエピソードを収録。
【TOS】"Let That Be Your Last Battlefield"『惑星セロンの対立』
【TNG】"The Chase"『命のメッセージ』
【DS9】"Meridian"『次元移動惑星M』
舞台の裏側 『スタートレック ネメシス』 24世紀の自動車
10番目のスタートレック映画となる『スタートレック ネメシス』には、おなじみの異星人との遭遇や宇宙での戦いだけではなく、未来的な自動車が登場する地上での刺激的なアクションシーンも盛り込まれた。この作品の前半において、主人公たちは24世紀後半の未来の宇宙から一歩離れ、未知の惑星の地表を調査する。その際、敵対的な種族に遭遇し、荒れ地でドラマチックなカーチェイスをおこなうが、このシーンで使われる複数の車両をデザインするよう依頼されたイラストレーターのジョン・イーブスは難題に直面した。
インタビュー アーミン・シマーマン:フェレンギ人役
『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』でクワークを演じる以前、俳優アーミン・シマーマンは『新スタートレック』の第1シーズンに2回ゲスト出演している。その2つ目のエピソードで彼が演じたのが、番組に初めて登場する種族であり、ラチナムを愛するフェレンギ人だった。
2010年7月6日(火)
108
隔週刊 2010/8/3
1990円(税込)


  
タイムトラベル 異なる時空へのタイムトラベルにまつわるエピソード。
【TNG】"A Matter of Time"『26世紀のタイム・トラベラー』
【DS9】"Little Green Men"『フェレンギ人囚わる』
【VOY】"Time and Again"『24時間の過去』
舞台の裏側 第3のスタートレック映画 プロダクションデザイン
映画『スタートレック3 ミスター・スポックを探せ!』のデザイン作業の大半は、ILM(ジョージ・ルーカスの特撮工房)のニロ・ロディスとデイビッド・カーソンによって遂行された。すべてのデザインは映画の中で一定の意味を持っており、ふたりはパラマウントの美術部門と密接に連携して働いた。デイビッドとニロは映画の概略に目を通し、どの場面がパラマウント・スタジオのセットで撮影され、どの場面が視覚効果を必要とするかすら判明していない状態でスケッチを描き、それぞれの場面をストーリーボードで表現した。
コレクション スタートレックのDCコミック
スタートレックのコミックには、複雑な歴史がある。1960年代末からゴールド・キー・コミックスが独自の商品展開をおこない、1979年の『劇場版スタートレック』の公開時期には短期間だがマーベル・コミックによる展開もあった。そして1982年から、スタートレックのコミックはDCコミック社が手がけることになった。
2010年7月20日(火)
109
隔週刊 2010/8/17
1990円(税込)


  
テクノロジー 宇宙艦隊やその他の種族のテクノロジーに焦点を定めた3つのエピソード。
【ENT】"Daedalus"『亜量子転送』
【DS9】"Civil Defense"『暴徒制圧モード始動』
【VOY】"The Ship"『神の船』
舞台の裏側 背景画の技術
スタートレックの登場人物が異星の地表を訪れるとき、最初に画面に映るのはたいていの場合、マットペインティングと呼ばれる背景画だ。それは異星の都市かもしれないし、墜落した宇宙船や自然の景色かもしれない。そうした風景が大がかりで珍しいものなら、その多くは背景画として描かれることになる。このようなビジュアルは、エリック・ショバンのような背景画家によって描かれる。彼らは、合成写真やその場で撮影した写真、さらには三次元CGモデルなど、さまざまな技術を駆使して背景画をリアルに見せる。
舞台の裏側 ディープ・スペース9の武装
1995年に『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』の美術部門に加わったジョン・イーブス[イラストレーター]が、最初に与えられた仕事のひとつは、ステーションの武装をアップグレードすることだった。だが、現場に加わったばかりのジョンは、スタートレックのことをほとんど知らなかった。
2010年8月3日(火)
110
隔週刊 2010/8/31
1990円(税込)


  
ロミュラン 長きに渡り惑星連邦と敵対してきた狡猾なベータ宇宙域の種族、ロミュランに関わるエピソード。
【TNG】"Unification, Part I"『潜入! ロミュラン帝国(前編)』
【TNG】"Unification, Part II"『潜入! ロミュラン帝国(後編)』
【DS9】"Inter Arma Enim Silent Leges"『闇からの指令』
舞台の裏側 プロダクションデザイン 第5シーズンの屋内外の作業
『新スタートレック』の第4シーズンは、2度目のクリフハンガーエピソードの前半を制作して終えた。その後、プロダクションデザイナーのリチャード・ジェームス率いる美術部門は、第5シーズンのためにクリフハンガーの後半部分の準備にとりかかることになる。第3シーズン末のボーグのセットと同様、『クリンゴン帝国の危機(前編)』で作られたクリンゴンのセットも、組み立てたままの状態で保存されていたため、それらのセットでの撮影は比較的簡単だった。しかし、後編のためにはいくつか、新しいセットを作る必要があった。
舞台の裏側 惑星ロミュラスの風景 背景画からCGモデルへ
スチュアート・ベアード監督は映画『スタートレック ネメシス』のオープニングで観客をロミュラン人の母星、ロミュラン領域の心臓である惑星ロミュラスへと誘おうとした。だが、それは決して簡単な仕事ではなく、伝統的な背景画として描かれたロミュラスの都市を三次元コンピュータ・グラフィックスで作り直す必要があった。
2010年8月17日(火)
111
隔週刊 2010/9/14
1990円(税込)


  
異なる現実 今ある現実とは異なる世界を描いたエピソード3作品を収録。
【TNG】"Frame of Mind"『呪われた妄想』
【DS9】"The Emperor’s New Cloak"『平行世界に消えたゼク』
【VOY】"Living Witness"『700年後の目撃者』
舞台の裏側 アキラ級宇宙船のデザイン
ILM(ジョージ・ルーカスの特撮工房)の視覚効果スタッフ、アレックス・イエーガーは、伝統的な宇宙船のデザインをふまえつつ、新しい要素を盛り込んだ宇宙船のデザインに挑戦した。このアキラ級宇宙船は、映画『スタートレック ファーストコンタクト』のためにデザインされ、コンピュータ・グラフィックス(CG)で作成された4種類の宇宙船のうちのひとつである。この船は制作陣のお気に入りとして、目立つ活躍をしたが、アレックスは、今までとは大きく異なる外見の宇宙船が生まれたのは必然だったと語る。
インタビュー モーリス・ハーレイ:脚本家
スタートレックの脚本を書くのは、常に大変な仕事だった。この新しい番組の1年目は脚本家にとってつらい時期であり、多くの者が自発的に辞めるかクビを申し渡された。初期から参加していた脚本スタッフの中で、第1シーズン末まで残ったのは、モーリス・ハーレイとロバート・リューインのふたりだけだった。
2010年8月31日(火)
112
隔週刊 2010/9/28
1990円(税込)


  
未知の生命体 スタートレックシリーズならではの、未知の生命体や異星人との接触をテーマにした3作品を収録。
【ENT】"The Crossing"『光の意志』
【TNG】"The Nth Degree"『謎の頭脳改革』
【TNG】"Silicon Avatar"『殺戮の宇宙水晶体』
舞台の裏側 『新スタートレック』 第5シーズンの特殊メイク
『クリンゴン帝国の危機』の後編から始まった『新スタートレック』の第5シーズンでは、マイケル・ウェストモア[メイキャップデザイナー]の率いる特殊メイクチームが、引き続き、ベイジョー人をはじめとする異星人たちの外観を作っていた。彼らはシーズン後半の『ラクサナの結婚』では、エミー賞に輝いた。
インタビュー ニコラス・メイヤー:監督、脚本家
ニコラス・メイヤーほどスタートレックに大きな貢献を果たした人物はそれほど多くはいない。彼は監督、脚本家としてシリーズでひときわ評判の高い3本の映画に大きな影響を与えたからだ。今回の記事では、映画『スタートレック4故郷への長い道』『スタートレック6 未知の世界』で彼が果たした役割について語ってもらった。
2010年9月14日(火)
113
隔週刊 2010/10/11
1990円(税込)


  
悪役・敵役 主人公たちの前に立ちふさがる、印象的な悪役・敵役が登場する3作品を収録。
【TNG】"Power Play"『亡霊反逆者』
【DS9】"The Reckoning"『善と悪の叫び』
【VOY】"Darkling"『ドクターの内なる闇』
舞台の裏側 『スタートレック ネメシス』 アクション場面のデザイン
スチュアート・ベアード監督は映画『スタートレック ネメシス』のすべての場面をどのように撮影するべきか、視覚効果をどのように組み込むかについて、ストーリーボードを描くイラストレーターの助けを借りて綿密な計画を立てた。必要としたストーリーボードは、主にイラストレーターのトム・サウスウェルによって描かれた。サウスウェルは、『エグゼクティブ・デシジョン』や『追跡者』といった映画でスチュアートと一緒に働いた経験があった。また、最初のスターウォーズ三部作や初期のスタートレック映画のポスターを手がけたトム・ユング、豊かな才能を持つデイビッド・J・ネグロン・Jrも参加した。
舞台の裏側 ロー少尉の登場
ロー・ラレン少尉は、物事をかき乱すために生み出されたキャラクターだった。マイケル・ピラー[制作総指揮]が説明するように、第5シーズンを迎えた『新スタートレック』は大きな成功を収めていた。しかし、マイケルとリック・バーマン[制作総指揮]は、レギュラーキャラクター同士の関係があまりに心地良過ぎると感じており、時折ちょっとしたいさかいを引き起こすような新しいキャラクターを導入する必要があると考えていた。
2010年9月28日(火)
114
隔週刊 2010/10/26
1990円(税込)


  
スペースバトル SFの醍醐味、宇宙での戦いが中心となるエピソード3作品を収録。
【ENT】"Azati Prime"『爬虫類族の攻撃』
【DS9】"The Changing Face of Evil"『変節の時』
【VOY】"Deadlock"『二つのヴォイジャー』
舞台の裏側 ブリーン戦艦のデザイン
制作総指揮のアイラ・スティーブン・ベアは、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(DS9)の終盤、『彷徨う心』というエピソードに登場する新しい船を求めていた。ドミニオンに加わった有力な種族であるブリーン人のために、スタートレックらしいエンジンや船体の伝統的な配置とは大きく異なる、印象的なデザインの宇宙船が必要とされたためである。そして、ブリーン戦艦は、イラストレーターのジョン・イーブスがDS9で最後にデザインした宇宙船のひとつでもあった。制作者には、やりたいようにやって欲しいと言われたとジョンは振り返る。
インタビュー クリフ・ボール:監督
『新スタートレック』(TNG)から参加したクリフ・ボールは、テレビドラマ『パトカー・アダム30』、『600万ドルの男』などを手がけて成功を収めてきたベテラン監督であった。監督をしてきた多くの番組の中でもスタートレックの制作現場は最高だと語る彼に、TNGの初期から『スタートレック:ヴォイジャー』まで、3つのテレビシリーズで合わせて40本以上のエピソードに取り組んだ、番組での経験を振り返ってもらった。
2010年10月12日(火)
115
隔週刊 2010/11/9
1990円(税込)


  
フェレンギ どん欲な拝金主義者であるフェレンギ人にまつわる、3つのエピソード。
【DS9】"Ferengi Love Songs"『愛の値段』
【DS9】"Profit and Lace"『グランド・ネーガスは永遠に』
【VOY】"Inside Man"『幻の帰還計画』
舞台の裏側 『スタートレック:ヴォイジャー』第6シーズンの視覚効果
スタートレックにおいては、視覚効果チームは常に忙しく働いている。このシリーズでは、他のどのテレビ番組よりも多くのオプチカル合成が使われており、可能な限り短時間で、映画に近い質のものを目指してきた。長年にわたって、スタートレックは視覚効果の技術の限界を押し広げてきたが、それは、『スタートレック:ヴォイジャー』の第6シーズンも例外ではなかった。
インタビュー マリーナ・サーティス:ディアナ・トロイ役
映画『スタートレック ネメシス』では、危険な敵であるシンゾンを倒す上でマリーナ・サーティスの役柄、カウンセラー・ディアナ・トロイのテレパシー能力が大きな役割を果たしている。映画の撮影にあたり、『新スタートレック』のレギュラー出演者は、再び一緒に働けることにわくわくしていた。しかしマリーナは、今回の映画撮影では楽しみだけでなく、悲しみも感じていた。彼女は、「私たちはこの映画が全員一緒に出演する最後の機会になるだろうと知っていた。……感情的にはとても落ち込んでいたのよ。」と語る。
2010年10月26日(火)
116
隔週刊 2010/11/23
1990円(税込)


  
滅びた文明 かつて栄えた文明にまつわる3つのエピソードを収録。

【ENT】"North Star"『ウエスタン』
【TNG】"Masks"『多重人格アンドロイド』
【VOY】"Memorial"『虐殺の記憶』
舞台の裏側 『スタートレック:ヴォイジャー』第6シーズンの視覚効果 PART2
『スタートレック:ヴォイジャー』第6シーズン後半の視覚効果を振り返るこの記事では、『愛しのフェア・ヘブン』からシーズンの最終話『聖域ユニマトリックス・ゼロ(前編)』までを取り上げる。視覚効果スーパーバイザーのミッチ・サスキンは、自分の担当となった第6シーズン最終話がシーズン中で最もスケールの大きな作品となったと語る。また、本当に素晴らしい映像がいくつかあり、視覚効果チームはエミー賞を意識して働いていた、と回顧する。
インタビュー ジョン・ポービル:脚本家
ジョン・ポービルが初めて原作者のジーン・ロッデンベリーに会った1973年、スタートレックは制作されていなかった。彼は最初の映画の誕生に最初から最後まで関わった数少ない人物のひとりで、映画の仕事に関わる以前には、中止になったジーンのTVシリーズ、『SF地球最後の危機』と『人造人間クエスター』の脚本を執筆していた。
2010年11月9日(火)
117
隔週刊 2010/12/7
1990円(税込)


  
Q連続体 神にも等しいパワーを持つ存在“Q”。Q連続体にかかわるエピソードを収録。
【TNG】"True Q"『TRUE Q』
【TNG】"Tapestry"『運命の分かれ道』
【VOY】"Q2"『断絶するQ』
舞台の裏側 『断絶するQ』:父と子
Q役のジョン・デ・ランシーとその実の息子キーガン・デ・ランシーは、『スタートレック:ヴォイジャー』(VGR)のエピソード『断絶するQ』で共演を果たした。Qだけでなく、Qと同じくらい危険な彼の息子を同時に登場させるというアイデアを考え出したのは、VGRの制作総指揮を務めるケネス・ビラーだった。今回はQ役の俳優ジョン・デ・ランシーとその息子キーガン・デ・ランシー、そして監督のレヴァー・バートン、脚本家のロバート・ドハティに、『断絶するQ』の撮影当時の思い出を語ってもらった。
舞台の裏側 『スタートレック3 ミスター・スポックを探せ!』の異星人
3本目のスタートレック映画は、メイキャップ部門にとって非常にスケールの大きなプロジェクトとなった。脚本にはクリンゴン人や異星人でいっぱいのバーが登場しており、メイキャップ部門は限られた予算の中で、期限までに準備をしなければならなかった。今回は、メイキャップ部門が生み出した異星人の特殊メイクを紹介する。
2010年11月22日(月)
118
隔週刊 2010/12/21
1990円(税込)


  
タイムトラベル 異なる時空へのタイムトラベルにまつわるエピソード。

【TOS】"All Our Yesterdays"『タイムマシンの危機』
【DS9】"Children of Time"『末裔の星』
【DS9】"Time's Orphan"『時の迷い子』
舞台の裏側 『スタートレック:ヴォイジャー』最後の日々
7年間続いた『スタートレック:ヴォイジャー』が終わりを迎えると、大道具のクルーはセットの解体をはじめた。スタジオの外の大型ごみ収納器に焚き付けのように積み上げられた大量のゴミは、7シーズンにわたって使われたセットの大きさを示していた。セットが解体されるのを見るのは、子どもの頃に遊んだ思い出の詰まった我が家が取り壊されるのを見るようなものだったと語るイラストレーターのジェフリー・マンデルは、番組の最後の日々を記録した。今回の記事はジェフリーの記録を、日記の形式で取りまとめたものである。
インタビュー ウィリアム・サドラー:ルーサー・スローン役
今回は『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(DS9)に登場した、宇宙艦隊の秘密情報部であるセクション31の工作員、ルーサー・スローンを演じたウィリアム・サドラーに出演の思い出を語ってもらった。ウィリアム本人は、もちろんDS9の3本のエピソードで演じたキャラクターとは大きく異なる性格の持ち主だ。しかし彼は、自分がしばしば脅迫的な役割を割り当てられると認めている。
2010年12月7日(火)
119
隔週刊 2011/1/4
1990円(税込)


  
未知の生命体 スタートレックシリーズならではの、未知の生命体や異星人との接触をテーマにした3作品を収録。
【ENT】"Hatchery"『トゥポルの反乱』
【TOS】"The Immunity Syndrome"『単細胞物体との衝突』
【TNG】"Schisms"『謎の第3次亜空間』
舞台の裏側 ロバート・ブラックマン:エンタープライズNX-01のクルーのユニフォーム
『新スタートレック』の第3シーズン以降、ロバート・ブラックマンは24世紀の未来の衣装をデザインし続けてきた。しかし、『スタートレック:エンタープライズ』は現代から150年ほど先の22世紀が舞台となっており、ロバートはそれまでとは異なる、現代社会で一般的な衣装を発展させたデザインを考えなければならなくなった。今回はロバートに、今までのシリーズよりも現代に近い、エンタープライズNX-01時代のクルーのユニフォームをデザインした苦労を語ってもらった。
舞台の裏側 スタートレックの視覚効果:宙に浮くライカー
『新スタートレック』の視覚効果チームは、宙に浮いたライカーが空間の亀裂を通って亜空間へと移動する映像を作るよう依頼された。このとき、視覚効果プロデューサーのダン・カリーと視覚効果スーパーバイザーのロナルド・B・ムーアはすでにやり方の確立している従来の手法に背を向け、今回の場面の必要に応じた新しい方法を編み出した。
2010年12月21日(火)
120
隔週刊 2011/1/18
1990円(税込)


  
テクノロジー 宇宙艦隊やその他の種族のテクノロジーに焦点を定めた3つのエピソード。
【TOS】"That Which Survives"『無人惑星の謎』
【DS9】"One Little Ship"『ルビコンの奇跡』
【VOY】"The Thaw"『悪夢の世界』
舞台の裏側 セットでのモーションコントロール撮影
スタートレックの視覚効果において、モーションコントロール撮影は伝統的な宇宙船の模型だけでなく、セットにおける生身の俳優の撮影にも用いられていた。視覚効果チームがCGを使うようになっても、この技術は引き続き役立てられており、モーションコントロールによる動きのデータは、三次元アニメーションのソフトウエアへと組み込まれ、生命体8472のようなCGの生物とセットで撮影された生身の俳優の映像を合成する際に利用された。今回の記事ではモーションコントロール撮影の技術を実例を挙げて紹介する。
舞台の裏側 ピカードの家族アルバム
映画『スタートレック ジェネレーションズ』のために、美術部門はピカード艦長のアルバムを準備した。ピカードは自分の家系に強い思い入れを持っており、祖先の業績に誇りを抱いているため、アルバムにはスタッフの家族写真やフリーマーケットで手に入れた記念品、劇中設定に基づいて作られた文書が貼られ、本物らしく作られていた。
2011年1月6日(火)
121
隔週刊 2011/2/1
1990円(税込)


  
医療的緊急事態 未知の病気や身体に現れる謎の症状など、医療にかかわるエピソード。
【TOS】"Miri"『400才の少女』
【DS9】"The Wire"『義務と友情』
【VOY】"Lifesigns"『ドクターの恋』
舞台の裏側 スタートレックのセット:デザインに隠された秘密
時間がかかるスタートレックの撮影用セットのデザインだが、今回はその裏話をお送りする。ディープ・スペース9のセットに入ったときに感動するのは、その内装が完ぺきに仕上げられているからだ。多くのハリウッドのセットは偽物らしい感じが漂っている。しかし、スタートレックのセットでそうした失望を感じることはめったにない。
インタビュー アンドリュー・ロビンソン:ガラック役
ディープ・スペース9の仕立て屋、ガラックを演じたアンドリュー・ロビンソンは、当初、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(DS9)におけるレギュラー級のキャストではなかった。しかし、ガラックは多くのエピソードに登場し、そこで重要な役割を果たすことになった。ガラックはほとんど場合、あらゆる点において信頼できず油断のならない、非常に危険な人物だったが、視聴者に強い印象を残すことになった。アンドリューは演じた当時のことを、愛情を込めてこう振り返る。「私は、彼が大好きでした」。
2011年1月18日(火)
122
隔週刊 2011/2/15
1990円(税込)


  
未知の生命体 スタートレックシリーズならではの、未知の生命体や異星人との接触をテーマにした3作品を収録。
【TOS】"Metamorphosis"『華麗なる変身』
【TNG】"Genesis"『恐怖のイントロン・ウィルス』
【VOY】"Bliss"『夢を食う謎のワームホール』
インタビュー ジョン・ローガン:脚本家
脚本家ジョン・ローガンは、よく出来たスタートレック映画の脚本を書きたいとは思っていなかった。彼はただ、最高の脚本を書きたいと望んでいた。それは、観客をわくわくさせ、感動させ、さらに何かのメッセージを伝える脚本だった。スタートレックの脚本に取り組む前、彼は最高のスタートレック映画を形作るものは何か自問自答した。結局、ジョン・ローガンは映画『スタートレック ネメシス』の脚本に3年近い時間を費やしたが、いくつかの単純なアイデアから、複雑で観る者の心をゆさぶる脚本を執筆した過程を紹介する。
インタビュー マヌ・インティライミ:イチェブ役
今回は、U.S.S.ヴォイジャーNCC-74656のクルーに加わり、船がアルファ宇宙域に帰還するまで乗り続けた元ボーグ・ドローン、イチェブを演じたマヌ・インティライミに撮影当時を振り返ってもらった。マヌが初めてボーグの少年を演じるよう求められたのは、『スタートレック:ヴォイジャー』のエピソード『遺棄されたボーグ』でのことだった。
2011年2月1日(火)
123
隔週刊 2011/3/1
1990円(税込)


  
人工生命体 何者かによって人工的に作り出された存在にまつわる3つのエピソード。
【TOS】"I, Mudd"『不思議の宇宙アリス』
【TNG】"The Schizoid Man"『コンピュータになった男』
【VOY】"Warhead"『乗っ取られたドクター』
舞台の裏側 長距離戦術機甲ユニットのデザイン
『スタートレック:ヴォイジャー』のエピソード『乗っ取られたドクター』は、小道具のスタッフにとって大変な作品となった。10日という短期間で、いかにも強力そうに見え、同時に生きた存在だと思わせる兵器をデザインし、材料を集め、劇中で使う小道具として製作しなければならなかったからだ。
インタビュー ジェフリー・コムズ:ブラント、ウェイユン、シュラン役
ジェフリー・コムズがスタートレックに初出演したときの役柄は、クワークの店の客だった。その後、彼は滑稽なブラントや邪悪なウェイユンを演じ、『スタートレック:エンタープライズ』ではアンドリア人のシュラン役で繰り返し登場した。しかし、事態の進展が違っていたら、われわれはそれ以前にU.S.S.エンタープライズNCC-1701-Dのブリッジにジェフリー・コムズの姿を見ていたかもしれない。「TNGの開始時にオーディションを受けていたんだ。私がセリフを読んだ副長役は、ジョナサン・フレイクスが演じることになった。」と彼は振り返る。
2011年2月15日(火)
124
隔週刊 2011/3/15
1990円(税込)


  
悪役・敵役 主人公たちの前に立ちふさがる、印象的な悪役・敵役が登場する3作品を収録。
【ENT】"Chosen Realm"『選ばれし領域』
【TOS】"The Conscience of the King"『殺人鬼コドス』
【DS9】"The Adversary"『忍び寄る可変種の脅威』
舞台の裏側 1979年の視覚効果
1979年に公開された『劇場版スタートレック』の視覚効果には、ハリウッドの伝説的な人物がふたり関わっている。ダグラス・トランブルとジョン・ダイクストラは記録的な短時間で仕事を成し遂げ、その成果はアカデミー賞にノミネートされるに至った。
インタビュー ハーブ・ベネット:制作・脚本
最初のスタートレック映画が公開され、評価が定まった後の1980年、ハーブ・ベネットは新しいスタートレック映画の制作を依頼された。当時、映画をシリーズ化するのはまだまだ珍しいことで、ジェームズ・ボンドのような一部の例外を除けば、ある映画に登場したキャラクターたちが、次の映画にも引き続き登場するのはまれだった。だが、映画『スタートレック3 』の脚本と制作を担当した彼は続編をヒットさせ、スタートレックの歴史に大きな影響を与えた。彼は「続編は害悪と見なされていた」と振り返る。
2011年3月1日(火)
125
隔週刊 2011/3/29
1990円(税込)


  
人工生命体 何者かによって人工的に作り出された存在にまつわる3つのエピソード。
【ENT】"Oasis"『閉ざされたオアシス』
【TOS】"What Are Little Girls Made Of ?"『コンピューター人間』
【VOY】"Revulsion"『生命なき反乱』
舞台の裏側 『スタートレック:ヴォイジャー』最高の小道具
小道具係のアラン・シムズは、『スタートレック:ヴォイジャー』に登場した武器から調理器具まで、俳優が手にする、ありとあらゆる物に対して責任を負っていた。彼は毎週番組で必要とされる物を喜んで生み出したが、特にホロデッキで登場したいくつかのアイテムが楽しかったと振り返る。今回は彼に、番組の中で特にお気に入りの小道具を紹介してもらった。
インタビュー ジェニファー・ヘトリック:バッシュ役
女考古学者バッシュは、彼女を演じたジェニファー・ヘトリックのためにあつらえたようなキャラクターだった。『新スタートレック』に2度、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』に1度登場し、ピカード艦長との間にロマンスを育みつつも、独立した女性であり続けた。彼女はさまざまな点で不道徳な人物だったが、とても好感の持てる魅力的な女性であり、ジェニファーは、初登場エピソードの脚本を読んだときから、ディープ・スペース9のプロムナードを立ち去る最後の瞬間まで、バッシュ役を愛し続けていた、と語る。

[ 1〜25 | 26〜50 | 51〜75 | 76〜100 | 101〜125 | 126〜135 ]

 

パートワーク解説
隔週刊 ベストエピソード コレクション

 

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